デジタルの罠。
アナログでは全く気にならなかったゆがみ、ブレ、ゴミが気になる。
これは狂い(デッサンの狂いでは無い)が分かって良いのか~(^^;)
それとも、気にする時間が増えてマイナスなのか。
紙で直すことができなくて、上達にはつながらないのか?
わからない~!
が、絵に大事なのは多分、慣れ。
上手く見えればそれで良いんだ。
例え描き方や塗りが完全コピーでも(^^;)
ここで一つ、本当にあったぞっとする話をしましょう。
ある本屋さん。もうかなり前。
私は何時ものように、コミックコーナーへ。
そしたら小学生(中~高学年くらい?)の方がコミックを見ていた。
二人。
そのうちの片方の方が。
「ワ〇ピースの作者と、フェア〇ーティルの作者が一緒なのかずっと気になってるんだよね」
――って言って感じの事を言ってたんですよ。
私:(((;゚ρ゚))) まじで!?
※冷静を装う私。
……(((;゚ρ゚))) まじで!?
という感じでした。
いや、確かにとても大別したら似てると言えるかもしれない…。
多分、絵を識別する能力は、経験とかで培われていく物なのだと思います。
例えば、幼稚園児は、CGのライブシーンと普通のアニメパートの絵が同じに見えてるんじゃないかな。
仮面ライダーとプリキュアも同じに見えてるかもしれない。
同じ現実世界としてとらえてるのかもしれない。
…そういえば私もそのくらいの時はそんな感じだった。
そう、きっと、絵を描く人達が血眼になって磨いてる『個性』と言う物は、
興味の無い方、あるいは対象年齢(くらい)の方には下手したらサッパリ識別できないものなのです……。
絵柄が似てる、流行の絵柄、とか。
まあ、十中八九、誰も、誰が描いたか気にしてないでしょう。
…めっちゃがんばって描いてるんだけどなぁ。
まあ、そんなものと思って、気楽に描くしか無い~。
個性?なにそれ美味しいの?
文章もそうかもしれないですね。
読む人が修練を積まないと、頑張ってみんなが気にしてる文章のルールとかサッパリ分からないし、存在に気がつきもしない。
全く知らなかった、と言う声もちらほら聞きます。
まあ出版しやすいように、と言う事なので。
漫画でいうと、投稿作品はこのサイズの紙の、この範囲に描かないといけないとか。
出版用の小説には出版用のルールがあると言う事でしょう。
WEBで個人が発表する場合は、漫画も見開きでは無くて、ブラウザの縦スクロール用に一ページずつ描いたりとかして、『読みやすいように』変化したりします。
WEB漫画を初めて読んだ時はビックリしたものです。
小説の分割も、読みやすいように、を追求した結果だと思う。
(まあ新着対策できて良いと言う事もあったんだろうなぁと思います。いいとこ取りかな?作者さんがこまめに書く必要があって、投稿する作業も大変だという意外は)
技術として文章を磨くのはすごく良いことだと思います。
技術や知識の上に成り立つ面白さもあるし、知識は無いよりあった方がまあ良い。
まあそれより…内容が大事。……なんて偉そうな事言える作者では無いです(^^;)
…知ってますか?
アニメの作画の話を。
アニメが好き過ぎて、作画にこだわる方達の話を。
……見る修練というヤツですね。これも。
・作品が好き過ぎて、作画を誰がしてるか分かってしまう。
・いわゆる作画崩壊が気になって、作品の内容が頭に入らない。
・作画が好みで無くて、アニメ化した作品が好きになれない。原作は好きなのに。
……修練を積んだ事による副作用(^^;)ですね。
・作画が好みで無くて、アニメ化した作品が好きになれない。原作は好きなのにチクショウ!
…と言う事は私もあります。
これはアニメ、漫画がとてもとても好きな方は、誰でも一度くらいは経験あるのではないでしょうか。
脱線すると、これは声とかにも起きますが。それはイメージの問題なので多少違うかもしれない。
絵を描いてると作画を気にすると思われがち、かもしれないですが、私は普段のアニメ見てる時に、
・作品が好き過ぎて、作画を誰がしてるか分かってしまう。
・いわゆる作画崩壊が気になって、作品の内容が頭に入らない。
…と言う事は全く無いです。全然気にしてない。
(有名な?ロ○ト○ニバ○ス…あ、年代ばれる…のコマ飛び絵はさすがに気がつきました(^^;)見たときはもう凄く忙しかったんだろう…って思った。あの時代は仕方ない)
この症状に陥ってしまうと大変です。
――作品よりも、ドラマよりも、作画が気になってしまう!!
あー…。まあそれはそれで楽しみ方の一つかもしれないですが。
そんな事より、内容、楽しみたいですよね~。
(※後注。アニメーターさんからしたら違いに気が付いて欲しいのかも?どうなんだろう…?すごい気合い入った時はもちろんわかります凄いです。でも普通のシーンも凄い。尊敬します)
絵を描いてるので、見分けようと思えば作画の違いは分かります。
けどあえて気にしない。
何でかって?
――えっと、まあ、
アニメーターさん、いつもお疲れ様!!
描いてくれてありがとう!ありがとう!まじすげぇええ!
と思ってるからです。自分は一枚でも大変だから、そんな作画の些細な違いなんてどうでも良い。
アニメーターさんは皆スゲーと思ってるので、もう描いてくれるだけで有り難い。
なので気にしてないです。おかげでアニメが楽しいし好き。
まあ…アニメで声優さんがイメージと違ったらショックまたは違和感を感じますが、大抵は聞いてる内に慣れます。あるいは、コレもありかと思えてくる。
声優さんも慣れてくると上手なったり、調整してくれたりするし。
(※主にそこまで好きでは無いキャラの場合。すっごい好き過ぎるキャラだと……見ない、と言う位になる事も。これは仕方ない。すっごいミスキャストの時とかは……世の中に絶望してしまう。同じように、好きな漫画作品の、アニメの絵柄(キャラデザ自体)が全く好きなタイプの絵柄じゃない時とかも……まじでへこむ…っとこれは置いときます)
〈処方箋〉
上の症状の方は、絵が下手だけどストーリーが面白い!!という漫画をとにかく読むことをオススメします。
そのうち些細な絵の崩れは気にならなくなります。
…けど下手な絵というのも、実は上手いんですよ。
普段絵を描かない方が描いた線や絵は、印刷するととんでもないことになります。
たぶん。
…かすれて見えないとかあるかも…。
何の話だっけ?
ああ、ええとデジタルの罠ですね。
まあ、個性なんて好きな人しか気にしないよ、って話かな。
気にしても良いですし、もう自分の好きな方法で、好きに楽しんだ人が勝ちですね。
……目の肥えた日本の皆様、どうか、お手柔らかに……。
と言いたい。といつも思っています。
おまけ
自分の絵の個性、癖というのは、自分では分からないのです。
私も『私の絵って…特徴無い絵だな。(´・ω・`)ショボン…』
と思ってましたが、他の方から指摘されて気がついた、と言う事があります。
そんなもんだよなぁ。
ちなみに適当な事言ってるので、当てにならないです。
でもぐだぐだ思ったことを書くのは楽しいですね。