sungenのイラスト練習ブログ

デジ絵練習や小説関連のブログです。オリジナルWeb小説のイラストなど。二次絵は刀剣乱舞がメイン。




線の引き方。生きた線死んだ線、線の強弱について【イラストの描き方】

さてこんにちはー。さんげんです。

今日は久々にイラストの描き方的な記事を。

 

 ※描き方記事は例によって、赤裸々過ぎて恥ずかしくなったら消える可能性もあります。 三日くらい頑張れるといいね…。いや何とかがんばります。

 

目次

 

 線の強弱について。

まず意外と難しい線の強弱について。

アナログならクロッキーとかペン画で慣れると手が勝手に引いてくれるのですが…。

デジタルだと均一に引けてしまって強弱付けにくくになりがちです。そもそも、どうやってどこを太くしたらいいの?ってなります。

なんとなくこうしたらいいんじゃないか、というの、自分は普段どうやってたっけ?と思いつつ考えてみました。

 

f:id:sungen:20190604105427j:plain

 あー。字が下手なのは仕方ない(^^;)

 

えーとですね、この上の画像みたいに、困ったときは胸とか、ふくらんだ所は線を細く、きゅっと締まった所は線を太くする、って感じでやってみるといいかも…。

Twitterでたまに流れてくる、後で線の交わる所だけ太くすれば良いというのはあまりごまかせてない気が…。どうして線が太くなるのか何のために強弱が付いているのか、どこの線を太くしたら良いのか、上手い方の絵を模写やトレースして感覚で覚えるのが大事かなと思います。

実際の人間にはペンでの輪郭はないので、便宜上とかそういう感じですが。先人の知恵的な。

模写は面倒という場合は人体デッサンやクロッキーの本のトレースがおすすめです。上に薄めの紙を敷いてシャーペンとか鉛筆でなぞる。楽で効果あるので。

でもまあ、お手本を見て描くのが一番です。

アニメ絵のトレースは形や描き方を覚えるのにはいいですが、強弱は正直、ムラがあるというか…あまり参考にならないです。

それにそもそも、アニメ絵は線の強弱少なめに描くものなのでぜんぜん強弱ない…。

量感や柔らかさを表現するのに線の強弱を使うのはデジタルでもありですが、影や距離感を線の太さやベタで現すのは、カラーの場合はすごく邪魔だったりしますのでお好みで。

 

ですが。膨らんでいるところが必ず細いかと言えば、そうでもないです!!

輪郭や形をはっきり見せるために太くしたり、なんかそうなっちゃったり。

膨らんでいる所を細く描かない人もいますし。私も適当。

というかこれはこう引けば良い感じだよね、ちょっと細いかな、とか自然と引いてて、意識してない時もある。自然で綺麗にかっこよく見えればそれでいい、って感じです。

どうでも良いところは細くしたりとかそういうのもあります。 

 

あと線には色々種類があります。

同じような線でも、違う線でも。いろいろな呼ばれ方をしています。

あまり描きすぎてもうっとうしい、シンプルがいい、とか、劇画が格好いいとか、細い線がいい、とか。

色々…本当に色々あるので好きな感じを目指すのが良いと思います(丸投げ)

こうなりたいな、って人の絵を模写して強弱を覚えるのも良いと思います。

練習の模写はとにかくめっちゃ上手い方の絵を真似して下さい!真似るならバリバリ稼いでるプロの方の絵です!!

(まあ一時的に絵が似るかもしれないけど、気にしない。絵は真似から入る物だし)

 

 

 

 

生きた線、死んだ線ってなに?

 

f:id:sungen:20190604105417j:plain

生きた線、線が死んでる、とかたまに聞くかもしれないです。人によって解釈違ったりしますが…。

 

もーこれは難しい。

私もまだよく分かってないかもしれない。

良い線、悪い線、ってやつですね。

何をもってして良い線というかは千差万別、合ってるかなんて分からない。

 

反復練習するとできるようになる…としか言えないけど、良い線は拡大してもぎざぎざになっていなかったり、迷いがなかったり、ぶれていなかったりします。

スピードを持って引くというのもある。

沢山引くと分かるというか何というか。

私は沢山引いても分からなかったけどある日いきなり悟った感じというか。これが良い線の引き方なんだよ、って実際にお手本を見せて貰って目からうろこ、って感じだったので、動画でどうやって線を引いているのか見るといいかもしれない?

 

この『どうやって線を引いているのか』というのは引かれた綺麗な線を見る、と言うことではなくて。

その人がどういう格好(体勢)で、どのくらいの時間をかけて、どのくらいのスピードで一本の線を引いているのかを見るって感じです。

なのでプロの方が全身(まあ机の上や手元だけで良いけど、できれば上半身欲しい)を映している動画を探して下さい。え?こんな細かく引いてるの?とか早っ!凄っ!とか思うと思いますが、それを真似するのが近道です。姿勢とか、力の入れ方とか、結構大きく手を動かしてるんだな、とか、絵ちっさ!とか、細かっ!とか。左手はどうしているかとか。どういう角度で鉛筆を持っているかとか。紙が汚れないようにどうしているかとか。手の下にティッシュ敷いてる方もいます(私は手袋派ですが…これは滑りをよくするためです)

原稿をくるくる回す…とか、実は一気に引いていなくて、途中つないで描いている、とかも見てみないと分かりません。

原稿を回すのは、常に一定の角度で線を引くためです。きれいな線が引ける方向、自分の得意な方向、というのがだいたいあるので。

 

お絵かきライブとか見てると、結構キャンバスを逆さまにして線を引いていたりします。くるくる~って感じです。

 

デジタルのくるくるはタブメイト大活躍。

https://www.clip-studio.com/clip_site/tool/items/tmc_plan

めっちゃ便利なのでおすすめです。Amazonで買うよりも公式の方がお得。

 

ちなみにこのブログ、アフェリエイトはやってないのでただののリンクです(^^;)

 

えー、ですが上手い方はとても一本の線を引くスピートが早いです。コレは慣れなので、そこまで早く引かなくても、一本一本丁寧に、きれいに、ぶれないように、ゆっくりになりすぎないように、自分が綺麗に引ける一定の早さで引くことを心がけると良いと思います。そのうち慣れて来て早く引けます多分。

初めから終わりまで、きちんと意識して丁寧に引くことが大切です。

途中でもういいや、って適当にペンを離したりしないように気を付けて下さい。面倒だけど。

 

線の入り抜き

長い線を一気に引くのは大変なので、途中で繋ぐときは入り抜きができると短めの線を綺麗につなげます。先が少し細くなった線を引くって感じです。

 

入りというのは線の引き始めの事で、そこを自然に細くするのが入り、です。

抜きというのは線の終わりの事です。自然に細くなって終わるのが抜き。(細くするときはだんだん力をぬいていく。これこそ線の強弱ですね…文字だと説明しにくい)

…これは練習頑張るしかない。つけペンだと大変ですが、鉛筆なら…たぶん…そこまででもないです。

デジタルなら入り抜き補正も使えますが、補正は描いていてうっとうしいときもあります。入り抜き補正に頼ってると力の入れ具合とか、おかしな癖が付いて疲れたりするので、切った方が楽かもしれない。

ペンタブは筆圧感知が付いている物が良いというか、筆圧感知があるものがいいです。

 

絵が上手くなる仕組み

これ、どーなんだろう。って長年考えていました。どうして人は絵が上手くなるの?

描けば上手くなるのは何で?どうしてなんだろう…と不思議で仕方がなかったです。

だいたいこんな感じかなぁ…って考えがまとまったので忘れないようにメモ。

 

f:id:sungen:20190604105407j:plain

 

 

絵は描きたいものの構造を理解していないと描けないって感じの事が多いです。

表面を見て描くだけでも出来なくもない…。模写やスケッチはこっち?

ですがイチから絵を作るとなると、ある程度覚えてないと面倒です。

※ちゃんと描こうとすると資料集めは必要ですが。

でも細かい仕組みや形はさすがに覚えきれない。日常の全部のモノを暗記できるわけもない。そこで資料が必要になるわけですが(^^;)

でも人体は一番ごまかしが利くので、とりあえず骨や筋肉が分からなくてもこういう形になってる、というのが分かれば描けます。

が、折角なので、よく使う骨と筋肉を暗記してしまえば良いと思います。だいたいでいいので。名前まででなくても、例えば手はコレとコレとコレがこういう風になってる、みたいな感じで。

分からないところは人体のしくみ本や写真資料見て描いたり、その都度自分の体を鏡に映したりポーズをとってみたり。そういう感じで補えます。そのうちに覚えて描けるようになる…って感じかもしれない?

 

手先の器用さは人並みあれば十分です。絵を描いていたら自然と器用になるので。

素質は…ぶっちゃけやる気の方が重要なので、いらないと思います。やる気がある、試しにやってみることができる、というのはとても良い事です。最高です。

 

絵は感覚的な事ではない

絵というのはまず始めに仕組みがあって、それ+感性、+才能、+要領の良さ、とか+頭の良さ、とか+性格、+根気とか、いろいろな要素が組み合わさってできているもの…だと思います。

線一本でも、上手い方の絵を見て、これはどうしてこうなっているんだろう?とか何を思ってこうなったんだろう?とか考える、とにかく考えるのが大切です。大切です!

もー、とにかく沢山考えないといけないです…。

手先の器用さや感性は人並みで十分です。描いてたら誰でも勝手に感性が磨かれて慣れてきて、手先も器用になります。

 

才能の有る無しに関しては自分が本当に天才だったときにだけ考えればいいです…。

天才以外は、初めはもう全滅ですので。普通に地味な努力コースです。

 

ちなみに上手い方だったら、イラストレーターさんよりもデッサンの上手い方を探した方がハズレがないです。絵画の方のダヴィンチとかミケランジェロとか。まあ…ちょっとムキムキに肉感強調しすぎですが…安定の上手さです。ハズレがない。

 

ハイスコアのネタみたいにしばらく自分の絵がムキムキになるかもしれませんが(^^;)

そのうち自分の好きな形に落ち着きます。あれ本当にあるある。

 

手本にハズレがないというのは重要です。

ある程度上手くなれば見分けられるのですが、初めは誰が上手いのか、どの絵を参考にすれば良いのかよく分からない。

参考にする人が実はデフォルメをしていたり(普通にできた上でのデフォルメだったりしますが)絵柄に癖があったりすると、真似してもイマイチ上手くならない、よく分からなくて悪いところを真似してしまう、ということになりかねません…。

でも、色々試すのは良い事です。

好きばかりじゃいけないんですが…。難しいですね。

 

私はもうイラストレーターさんや漫画家さんの絵は模写していません。(だいぶかなり前はやったけど…)これは皆さんそうだろうなと思います…。たぶん。

だって、描けば描くほどその絵に似ていくので(^^;)そりゃだめだ。自分スタイル大事。

(といってもコミックイラストは全部誰かのコピーなので、似てても当然ですが。完全オリジナルなんて無理だ。これでいいんだー。この感じが好きなんだー。というあきらめが肝心)

練習するなら写真とか資料とかデッサンの本とか解剖図?とか骨とか筋肉の本とかアクションの付け方の本とか見て描くとか…そういう感じで。

 

たまに自分の絵はこれでいいのかな、と思うかもしれないですが、人間を描く場合は、人が人の形をしている以上、そういう表現でも合ってる(間違っていない)ので。

安心して取り組んで行けば良いと思います。

もふもふ好きの方やメカが好きな方は思う存分もふもふやメカ描いて下さい。

 

 

そんな感じです。

だめだなこの記事…(^^;) 

意外とこの辺の事は書いてる方少ないので、(なんと言っても、どんなハウツー本読んでも載ってなかったので。あやしげな個人の見解ですが…)よさげだったら使ってみて下さい。